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チップソーの選び方

 

チップソー(チップソーカッター)は、鉄やステンレスなど硬い金属を効率よく切断するための電動工具です。刃先に超硬チップが埋め込まれた専用ブレードを高速回転させることで、鋼材・配管・アングル・Cチャン・電線管などをスムーズに切断できます。火花が少なく、ディスクグラインダよりも切断ラインが綺麗に仕上がるため、配管・電設・内装・板金・保守整備まで幅広く採用されています。

選び方の重要ポイントは大きく5つ。用途と素材、切断深さなどを整理して最適なモデルを選びましょう。

 

形状(持ち方)

 
・ハンディタイプ
片手〜両手で素材に押し当てる汎用性の高い形状。設備工事や改修現場向き
・定置タイプ
スタンド上で対象を固定しブレードを下ろす構造。精度・安全性が高く大量加工向き
・ハイブリッドタイプ
状況に応じて手持ち/スタンドを切り替え可能。現場と工場双方で便利

 

電源方式(AC/バッテリー)

 
コード式は高出力と長時間運転に強く、定置型との相性が良いです。コードレスは現場自由度が高く屋外・高所で重宝。ただしバッテリー容量=作業量となるため、連続使用が多い作業では予備電池を用意しておきたいところです。

 

刃径・切断深さ

 
刃径が大きいほど切断深さが確保でき、角鋼や太径パイプも対応しやすくなります。45〜52mmは住宅設備や配管に多く、100mm超まで対応できる機種は鉄骨・重量物向け。

 

切断品質(バリ・火花・切粉)

 
チップソーは火花が少なめで、切断面の整いが良く、仕上げの手間を軽減。集じん・粉じん対策が備わったモデルだと、室内作業や仕上げ工程で効果を発揮します。

 

安全性・取り回し

 
ソフトスタート、急停止ブレーキ、キックバック抑制、重心バランスは取り回しに直結します。金属特有の反力に負けない制御かどうかも見逃せません。

以上を踏まえ、用途に応じて候補を絞り込むのが効率的です。

 

おススメのチップソー5選!(2025年版)

 

1. パナソニック 充電デュアルパワーカッター EZ45A2XM

 

 

形状:ハンディ
電源方式:充電式(14.4V/18V両対応)

軽量2.05kgクラスで押し当て操作が安定。急停止ブレーキで反動を抑え、安全性にも配慮されています。最大切断深さ46mmなので、電線管・薄鋼材・配管の現場で汎用的に使えます。集じん効率が高く、仕上げ前や屋内作業にも向く使い勝手の良い一台。

 

2. 京セラ(旧リョービ) 充電式防じんスチールカッタ BSC-520

 

 

形状:ハンディ
電源方式:充電式(14.4V)

最大切込み深さ52mmで、厚めの鋼材や大径パイプにも余裕あり。ソフトスタートは起動時のはね返りを抑え、狙った角度でカットを開始しやすいです。1充電の作業量が多く、電設・配管工の現場評価が高いモデル。

 

3. HiKOKI チップソー切断機 CD12F

 

参照:Amazon.co.jp
 

形状:定置
電源方式:AC(コンセント)

大型鋼材の大量切断を想定したベーシックな定置機。固定バイスでしっかり保持でき、高精度の直角切断が可能。最大径115mmまで対応でき、鉄骨・アングル加工や工場内作業に向いています。連続切断でも熱だれしにくいのが利点。

 

4. マキタ 充電式チップソーカッタ CS540DRF

 
マキタ/14.4V 125mmチップソーカッタ/CS540DRFX

 

形状:ハンディ
電源方式:充電式(14.4V)

回転数3600回転/分で切れ味が軽快。重量約2.5kgとバランスが良く、壁際や上向きの切断も取り回しやすいです。最大45mmの切断能力を備え、住宅設備や改修作業の定番ラインをしっかりカバーします。

 

5. HiKOKI コードレスチップソーカッタ CD14DFL

 

 

形状:ハイブリッド(手持ち+スタンド)
電源方式:充電式(14.4V)

ワンタッチバイス付きスタンドで定置型に、取り外してハンディに。現場と工場の両方を渡るユーザーに便利です。切断能力40mmまでに対応し、電線管・軽量鋼材中心の工程で作業効率を高めます。車載常備にも相性良し。

 

いかがでしたか?
金属切断は反力・火花・バリなどリスクと隣り合わせ。作業場所と素材寸法、必要切断深さ、仕上げ品質、稼働時間(電源)をまず決め、あとは安全性と取り回しを重視すると失敗しにくいです。今回紹介の5機種はいずれも現場で信頼できるラインナップ。用途に応じて、ハンディ/定置/ハイブリッドを賢く使い分けてください。