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インパクトドライバーの選び方

 

インパクトドライバーは、ネジ締め・ボルト締結・下穴あけまでこなす現場の主力工具です。プロ用途では作業スピードと再現性、連続使用時の扱いやすさが成果を左右します。選定の起点は給電方式とトルクですが、最近は制御の巧拙や重心設計、ヘッド長などの使い勝手が生産性を大きく変えます。

給電方式はコード式とコードレス(バッテリー式)に分かれます。安定供給のコード式に対し、現場では取り回しと自由度でコードレスが主流。18Vクラスは汎用性が高く、40Vmax・36Vは重負荷時の失速耐性や長ビス・コーチスクリューの押し切りで優位です。既存バッテリー資産がある場合は、同一電圧帯・同一プラットフォームで揃えると運用コストを抑えられます。

トルク(N・m)は目安値で、過剰トルクはビス頭破損や座ぐり過多につながることもあります。最大値だけでなく回転数(rpm)・打撃数(ipm)・制御モードの精度を総合評価しましょう。打撃モードの段階数、木ネジ・テクス・ボルト用の各種アシスト、オートストップやオートスローがあると仕上がりが安定します。

このほか、ヘッド長と重量バランス、ブラシレスモーターの有無、トリガーのリニア感、ビット着脱のスムーズさ、LED配置の見やすさも重要です。狭所や設備点検ではペン型や超小型12Vクラスが活躍する場面もあります。最後に、セット(本体+充電器+バッテリー)か本体のみかを用途と資産に合わせて選んでください。

 

おススメのインパクトドライバー5選!(2025年版)

 

1. マキタ 40Vmax 充電式インパクトドライバ TD002Gシリーズ(現場主力・重負荷対応)

 
マキタ/インパクトドライバ/TD002GRDX
 

40Vmax世代のフラッグシップ。高出力電源と精密制御で、厚物材や長尺ビス、構造用の締結でも失速しにくく、連続作業のテンポが安定します。各材質に応じたアシストやオートストップの設定幅が広く、過締め・舐めを抑制。ヘッド長は短めにまとめられ、重心も良好で狭所の姿勢制御がしやすい一台です。これから主力機を一本に絞るなら最有力候補。

 

2. マキタ 18V 充電式インパクトドライバ TD173DRGX(据え置き定番・汎用クラス)

 

 

18V帯の王道モデル。コンパクトヘッドと扱いやすい制御で、木工から電設まで現場の標準タスクを幅広くカバーします。アシスト系の挙動が素直で仕上がりが安定しやすく、既存の18V資産を活かす運用にも最適。サブ機との2台体制でも現場の回しやすさが際立ちます。

 

3. ハイコーキ 36V マルチボルト コードレスインパクトドライバ WH36DC(高出力×繊細制御)

 
ハイコーキ/インパクトドライバ-/WH36DC(2XPS)
 

36Vクラスの強力モデル。重負荷時の粘りと立ち上がりの俊敏さが魅力で、太径ビスや金物工事でも余裕があります。モード数が豊富で、低回転のトルク制御が緻密。指先のコントロールに素直に応えるトリガーフィーリングで、精密な座付けや仕上げにも使いやすい設計です。マルチボルト運用の中核に据えやすい一台。

 

4. パナソニック 充電インパクトドライバー EZ1PD1(EXENAシリーズ、整備・電設にも好適)

 
Panasonic/充電インパクトドライバー/EZ1PD1J18D-R
 

取り回しの良いコンパクトヘッドと、狙い通りに止められるブレーキ制御が持ち味。スイッチのリニア性が高く、ビス頭の座付けが綺麗に決まります。電設・設備の現場での反復作業や、狭所での姿勢制御がしやすい設計で、プロの仕上がり品質に直結。既存バッテリーの運用もしやすいのが利点です。

 

5. マキタ 充電式ペンインパクトドライバ TD022D(狭所・点検用途の最小限枠)

 
マキタ/7.2V充電式ペンインパクトドライバ/TD022DSHX
 

曲げ伸ばし可能なペン型。ヘッド径が小さく、分電盤内や設備機器まわり、家具・建具の狭いスペースでの点検・軽作業に有効です。最大トルクは控えめですが、片手での姿勢制御と視界確保のしやすさが強み。上記の主力機と組み合わせると、現場の死角が減ります。

 

いかがでしたか?
プロ用途で一本選ぶなら40Vmax・36Vの最新世代を軸に、既存資産やタスクに応じて18Vを併用する構成が効率的です。本体のみとフルセットの価格差、作業負荷、現場電源や充電計画も加味して、最良の一台(+狭所用の小型)を選定してみてください。