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インパクトレンチの選び方

 

インパクトレンチは、ボルトやナットを強い打撃で締め付け・緩めできる締結工具です。建設・設備・鉄骨・足場のような重負荷用途では高トルクと連続作業の安定性、車両整備では適正トルクと扱いやすさが選定の肝になります。まずは用途を明確にし、以下の観点で総合評価しましょう。

電源方式(コード式/充電式/エア式)

コード式は安定供給、充電式は取り回しが良く現場向き、エア式は軽快で連続打撃に強い傾向。現在は現場の自由度と作業効率から充電式(18V/40Vmax・36V)が主流です。

最大締付トルクと実用域

カタログの最大値だけでなく、実際のワーク(普通ボルト/高力ボルト)での「失速しにくさ」「反復時の発熱」「トリガー追従性」を重視。建設系は800〜1350N・m級、整備系は200〜350N・m級が目安です。

対応ボルトサイズ・角ドライブ

例:普通M12〜M30/高力M10〜M24など。角ドライブ(1/2、3/4など)で使えるソケットが変わるため、既存資産との互換も確認します。

制御と使い勝手

モード数、オートストップ/オートスロー、ブレーキ挙動、トリガーのリニア感、重量バランス、LED配置、ソケット着脱方式(ピン/リング/フリクション)などが仕上がりと段取りに直結します。セット(本体+充電器+電池)か本体のみかは、手持ち資産と稼働計画で決めましょう。

 

おススメのインパクトレンチ5選!(2025年版)

 

1. マキタ 40Vmax 充電式インパクトレンチ TW001Gシリーズ(建設・鉄骨の主力候補)

 

 

最大締付トルク1350N・m級、緩めは2000N・m超クラスの強力モデル。高負荷連続でも失速しにくく、梁・柱まわりの大径ボルト施工やアンカー作業で真価を発揮します。オートストップや各種モードで過締めと座ぐりを抑制し、仕上がりの再現性が高い一台。

 

2. ハイコーキ 36V マルチボルト コードレスインパクトレンチ WR36DA(実績豊富なハイトルク)

 

 

最大締付1100N・m、無段変速+4段打撃で重負荷から繊細作業まで幅広く対応。フリクションリングでソケット交換が速く、現場の段取りを軽くします。マルチボルト運用の核として、鉄骨・仮設・プラント保全で頼れる存在。

 

3. マキタ 18V 充電式インパクトレンチ TW1001DRGX(18Vで大径対応の定番)

 

 

18Vながら最大800N・mで、普通M12〜M30・高力M10〜M22クラスに対応。6.0Ahバッテリー標準でスタミナも十分。40Vや36Vほどの重量を避けたい現場で、機動力とパワーのバランスが良好です。

 

5. 充電インパクトレンチ EZ7552(高トルク×堅牢設計)

 
EZ7552 インパクトレンチ 18V
参照:Panasonic
 

18V単電圧仕様の高出力モーターを搭載し、堅いボルトやナットを確実に締め上げるプロ仕様のインパクトレンチです。最大トルク205N・mという強力な出力ながら、本体重量は約1.6kgと軽量で、頭上作業や連続締付けでも腕への負担を抑えられます。電子制御による打撃モード切替により、締付け対象(鉄骨・配管・車両整備など)に応じて最適な回転数とトルクを選択可能。さらにLEDライトや滑りにくいグリップ形状を採用し、暗所や高所でも扱いやすいのが特長です。

バッテリーには高耐久のリチウムイオン電池を採用し、過放電防止機能やバッテリー残量表示など、現場での安心感を高める設計が随所に施されています。自動車整備、設備工事、鉄骨組立などトルクを要する現場で高い作業効率を発揮する1台です。

 

5. マキタ 18V 充電式インパクトレンチ TW300DRGX(自動車整備・足回りの定番)

 

 

最大締付300N・mで、乗用車のホイールナット(M12〜M14)や足回りの定番作業にちょうど良い出力帯。全長144mmのコンパクト設計でピット作業が快適、モード切替やLEDも実用的。整備用に一本持つなら外せないモデルです。

 

いかがでしたか?
建設・鉄骨などの重負荷には40Vmax/36Vのハイトルク機を軸に、機動力が欲しい現場では18V大トルク機を組み合わせるのが効率的です。車両整備は300N・m級の扱いやすい機種を選び、トルク管理とモード制御で仕上がりを安定させましょう。既存バッテリー資産・使用ソケット・対応ボルト径を踏まえ、最適な一台を選定してください。