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スライド・卓上マルノコの選び方

 

丸のこ(電動マルノコ)は、円形の刃(チップソー)を回転させ木材・金属・石膏ボードなどを切断するための電動工具です。
その中でも刃(チップソー)部分自体をスライド操作することができるのが、「スライド・卓上マルノコ」になります。 ※今回はチップソー部分が固定されておらず、スライドできるこちらについてです。
スライド・卓上マルノコは通常の丸のこと比べ、重量はありますがスライドできる分切込み幅が大きく、また手振れの影響も受けにくいため精度の高い切断が可能です。

スライド・卓上マルノコについて信頼度が高いメーカーとしては、まずHiKOKI(旧日立工機製)があります。それに次いでマキタや京セラ(旧リョービ)・パナソニックなどの製品も多く出回っており選択肢の多いジャンルと言えます。
選ぶ際には「材料に合わせた丸のこ径」・「電源方式」・「傾斜切断など付属する機能」の2つが判断材料になります。

 

〇刃径 (チップソーの大きさ)…

 
スライド・卓上マルノコの場合比較的大型で、165mm・190mm・216mmなどのサイズがあります。
切込み幅が要求されるほど大きなサイズが求められ、よく使用される一尺三分サイズ(312mm幅)を一発切断するのであれば190mm以上のものにするのが無難でしょう。(165mmでも可能な機種はあります)
また金属など硬いものを切断する場合は径の大きいものがパワフルなので向いています。

 

〇電源方式…

 
コード式(AC)・コードレス(バッテリー)式の2つがあるので、作業場所のコンセントの有無や広さ、それにコードが邪魔にならないかなど考慮して判断しましょう。

 

〇付属する機能の有無…

 
「傾斜切断機能」…材料を斜めに切断する機能のことで、可能な角度や左右は機種により違います
「集塵機能」…切断時に出た粉じんを吸収してくれるかどうか
「LEDライト」…付いていれば切断箇所を鮮明に見て精度を高めてくれます
こうした機能が必要かどうかチェックの上で判断したいですね。

このほかにも機種により「取り回し」に関する細かい機能の差があるので、どのような素材・サイズのものをどの形状に切断していくか…といったことから逆算して判断していくのがお勧めです。

 

おススメのスライド・卓上マルノコ5選!(2023年版)

 

 

1.HiKOKI製 165mm 卓上スライド丸のこ C6RSHD

 

刃径:165mm
電源方式:コード式(AC)
切込み幅・深さ:幅245mm 深さ最大46mm
傾斜切断:左右45°ずつ

両傾斜八寸切断をはじめとして、様々な内装材の切断が可能な165mmタイプの定番機種です。
トリプルボールベアリングを採用したスライド構造により、軽く滑らかな操作と高精度な切断が可能で操作感も抜群。
重量も比較的軽い10.0kgなので持ち運び性を重視する方にもお勧めです!

 

2. マキタ製 190mmスライド丸のこ LS0717FL

 

 

刃径:190mm
電源方式:コード式(AC)
切込み幅・深さ:幅312mm 深さ最大62mm
傾斜切断:左右46°ずつ

312mm(一尺三分)を一発で切断でき、幅木の「立て掛け切断」に対応した190mmクラスの定番機種です。
ボディのコンパクトさが持ち味で収納スペースを従来機比20%減少。
また最大46°までの傾斜が可能なので巾木など内装材の付き合わせにも最適です!
レーザーマーカーや傾斜角度微調整機能も充実しており使い勝手にも定評があります。

 

3. マキタ製 216mmスライド丸のこ LS0814FL

 

参照:工具通販ビルディ
 

刃径:216mm
電源方式:コード式(AC)
切込み幅・深さ:幅312mm 深さ最大65mm
傾斜切断:左右45°ずつ

集じん能力を備えた大型機種の定番がこちらのLS0814FLです。
サイクロン式ダストボックスを採用しているので、目詰まりも集じん力が持続するうえ、切り粉の排出もワンタッチ操作で可能。
また0度・45度以外の角度調整も傾斜角度微調整機能により高精度で行えます!

 

4. マキタ製 165mm 充電式卓上丸のこ LS600D

 

 

刃径:165mm
電源方式:充電式(18V)
切込み幅・深さ:幅92mm 深さ最大46mm
傾斜切断:左右46°ずつ

コードを使わない充電式で、ある程度のサイズまでの切断ならこちらがお勧めです!
高精度・最軽量・コードレスの3つがコンセプトで、スライド機能がないので切込み幅は92mmにとどまりますが、狭い現場でもコンパクトに使用可能なので重宝されています。
自動変速機能も充実しているので、負荷によって最適な作業性を発揮してくれる一台です。

 

5. HiKOKI製 マルチボルト 190mmコードレス卓上スライド丸のこ C3607DRA

 

 

刃径:190mm
電源方式: 充電式(18V・36Vのマルチボルト)
切込み幅・深さ:幅312mm 深さ最大61mm
傾斜切断:左右45°ずつ

HiKOKIの誇るマルチボルト仕様のコードレス卓上スライド丸のこです。
コードレスでありながらパワフルで切込み幅も312mmあり、十分に大きな作業に対応できるため人気があります。
パイプ固定のスライド方式なので、壁際などの狭い場所でもワイドな作業が可能となっています!

いかがでしたか?
スライド・卓上マルノコは特にHiKOKIとマキタが2強とも言える状態なので、初めての方はこの2メーカーから選んでいくといいかもしれません。
要求される切断のサイズ(幅・深さ)や角度、それに現場の電源などの環境から絞り込むと早いと思います。
ここで挙げた順位については、電源の条件など人によって変動すると思いますが、あくまで汎用性の高さを意識した目安で付けさせていただきました。
また充電式(コードレス)の場合は「本体のみ」や「バッテリー・充電器付き」など派生するバリエーションが複数あるので、付属品やコスパなどを考慮して最終的に絞ることをお勧めします。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです!